「InsomniaX」はMacBookを閉じた際、Macがスリープするのを防ぐユーティリティです。スリープを防ぐユーティリティは多数存在しますが、大多数のアプリは蓋を閉じた際のスリープである「Lid Sleep」を防ぐことはできません。
ヘッドレスモードでMacBookを運用したい場合等、MacBookを閉じたままで場合に便利なアプリだと思います。
使用方法
2015年12月現在、InsomniaXの最新版はMacUpdateからダウンロードできるv2.1.8となっています。最終更新日は2014年10月11日と少し古いのですが、公式サイトのコメント欄で、OS X El Capitanでの動作報告が行われています(手元の環境でもOS X El Capitanで動作することを確認しました)。
実際の使用方法は簡単で、メニューバーアイコンの「Disable Lid Sleep」にチェックを入れるだけです。アイドルによるスリープも防ぎたい場合「Disable Idle Sleep」にもチェックを入れます。
チェックを入れた状態でMacのディスプレイを閉じて、スリープしないことを確認してください。
Preferencesで「Disable Lid Sleep when on AC」と「Disable Idle Sleep when on AC」にチェックを入れると、それぞれのスリープ無効化が、AC電源に接続されたときだけに限定されます。バッテリー使用時にスリープしたい場合はチェックを入れておくと安心です。
まとめ: 注意点も
InsomniaXのReadmeを確認すると「Using your Mac with closed lid can lead to serious system heat problems(Macを閉じた状態で使用すると、深刻な発熱問題が発生する場合があります)」との注意書きが確認できます。
Macを閉じた状態にすると、キーボードやパームレストから放熱できなくなるため、熱問題が発生する可能性があるということだと思います。InsomniaXを使用した状態で長時間作業したり、重い作業を行うのは避けたほうが良いでしょう。
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