無料でSSL証明書の発行を目指すプロジェクト「Let’s Encrypt」が12月3日(現地時間)、パブリックベータに移行しました(公式ブログ、EFF、slashdot)。現在クライアントソフトはベータ扱いですが、ドキュメントに従って、無料で証明書を取得することができます。
Let’s Encryptは、Webのセキュリティおよびプライバシー改善のため、無料でSSLの証明書を配布するために始められたプロジェクトです。米電子フロンティア財団(EFF)や、モジラ財団などが支援を行い、今年9月より始まったクローズドベータテスト期間中に、すでに26,000以上の証明書を発行した実績があります。
Let’s Encrypが発行するSSL証明書はドメイン認証のもので、企業認証のようにWebサイトの運営組織の実在を存在するものではありませんが、無料で利用可能となったのは画期的だと思います。例えばiOS 9ではApp Transport Securityにより、デフォルトでHTTPでの通信が禁止されているなか、https通信を必要とする多くのユーザーの救世主となりそうです。
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